AmazonのEcho Showを購入したらテレビに接続して映像を出力できるか気になりますよね。
今回このページではEcho Showのテレビ出力について解説しています。
Echo Showシリーズには映像端子がない
Echo ShowシリーズはAmazonのディスプレつきスマートスピーカーといった構成を取るデバイスで、Amazon的には「スマートディスプレイ」と呼んでいるのはみなさんご存じだと思います。
ディスプレイを使って様々な情報をデジタルサイネージ的に表示し続ける使い方も考えられたデバイスだと思います。
ただEcho Showの機能、使われ方は主に本体単独に閉じるようにまとめられている雰囲気があります。パソコンのように出来ないことは周辺機器などと接続して補う、という思想では作られていないガジェットではないかと思います。
本体だけでは足りなくて、どうしても他のデバイスとリンクする必要があるなら、そのときには(仕方ないけど)無線で対応する、ぐらいの感触にまとまった情報端末に見えますね。
このためEcho Showシリーズには最低限のコネクタしか付いていません。Echo Show 5なら付いているのは電源の入力端子とマイクロUSB端子だけ。イヤフォンジャックやAUX端子すら付いていません。
テレビやディスプレイに接続するための映像出力端子がありませんので、Echo Showシリーズの映像を大画面TVに映して視聴する、といった使い方は残念ながら出来ない(元々考えられていない)作りです。
YouTubeアプリなどもEcho Show向けには用意されていませんから、大画面で映像コンテンツを楽しむという使い途は考えていない、と言うことがかなり徹底されてはいますね。
大画面TVで映像を楽しむならFire TV Stickと連携させよう
前の節で書いたとおりEcho Showシリーズには映像出力端子が付いていません。また搭載されている機能にはAndroidOSのアプリにあるようなキャストの機能も見当たりません。
ですので基本Echo ShowシリーズとTVを何らかの方法で接続してそのまま大きな画面を利用することは出来なくなっています。
その代わりと言ってはなんですが、Amazonデバイス同士の連携機能を活用して間接的に大画面TVで各種コンテンツを楽しむことはできます。
この際に利用するのはFire TV Stickシリーズが合っているでしょう。AlexaアプリでEcho ShowシリーズとFire TV Stickをリンクすることで、Echo Showシリーズのスキルを使ってFire TV Stickで各種コンテンツの再生を行わせることができます。
この使い方はどちらかと言えば、Echo ShowシリーズがFire TV Stickの音声入力対応の「AIリモコン」になるようなイメージにはなりますが、Echo Showシリーズの特性を活かした使い方は出来るようになります。
余談ー記事まとめ
Echo Showシリーズのディスプレイは色々な情報を画面で確認する際には「メインディスプレイ」として利用するのではなく、他にパソコンなどの主となる機材があってその「サブディスプレイ」的に利用するイメージで構成されたデバイスのようにも思えます。
横にパソコンがない場合にも、「ながら見」「ながら聞き」するような使い方、脇役や黒子に徹するようなポジションのガジェットなのではないかと。
Amazonデバイスで映像コンテンツを大画面TV経由で楽しみたいならFire TV Stickの方を使ってね、というのがAmazonの考えなのではないでしょうか。
ですのでEcho Showシリーズは敢えて映像出力端子などは省いて単機能機に近い作りにまとめてきたのでしょう。アプリの追加が出来なくしてあるのもそのあたりの方針に則ったもののようにも思えます。
多機能なのは使いにくさに繋がりがちな要素ですので、そこを排除して誰でも簡単に使えることを優先したデバイスなのでしょう。