被リンクについて
SEO(検索エンジン最適化)には内部要因および外部要因がある。内部要因はタグや本文など、外部要因は主に被リンクである。やはり各種検索エンジンSEOの主軸となるのは「被リンク(バックリンク)」だろう。要は「優秀なサイトからリンクを受けてるホームページは優秀と認める」ということだ。
非常に有益なウェブサイトや見栄えの良いホームページを作っても、「被リンク」が無ければ、検索エンジンの得点は低くなってしまう。
では、闇雲に被リンクを増やせばいいかというとそうでもない。「無料で勝手に被リンクが増えていく」というようなサービスを利用して、全然効果が得られなかった(あるいは逆に下がった)という経験をする人も多い。
実際、これを読んでいるあなたは幾分ヤフーやグーグルSEO対策の知識があるのかもしれない。「それぐらい知っています」と思っているかもしれない。しかし「被リンクの質」についてはチェック(分析)しているであろうか?
多くの人が、Yahoo!などへのSEOを考え、「とにかく被リンクを増やしたい」と考えている。それは検索エンジン上位表示への第一歩になりえる。しかし、初心者は「SEO対策の相互リンク」とか、「自動で増える」的なサービスに食いつきがちだ。無料だし、相互リンクならすぐに実行できてやりやすい。しかし実施して何ヶ月経っても効果が出ず、無駄だったとほとんどの方が感じる。
○「被リンク」チェックの重要性
ヤフーで10万ページ中、現在50位ぐらいとする。キーワード等のヤフーでのSEO対策ができていれば、そのあたりまでの検索エンジンでの上位表示は可能だ。しかし、そこから上位に上がるのが難しい。そこからはやはり「被リンク」のパワーが必要となる。目標達成には、被リンクの”質”とある程度の”数”が絶対条件といえる。
「被リンク」は、要は「紹介してもらう」ことである。優秀なサイトに自分のサイトを紹介して頂くわけだ。それが検索エンジン上位表示に大きく貢献するのである。ポイントは、@その紹介元のホームページが優秀か?Aサイト内のどの階層で紹介してくれているか?Bどれぐらいの数のリンクが張られているか
C紹介してくれているページと自身のホームページとのキーワード関連性・・・などであろう。これらによって、「被リンクパワー」の質が概ね推測・判定できる。
○リンク元の選択
被リンク元を選ぶ基準として、まずチェックすべきなのは、ウェブサイト全体の印象である。一見しただけで優良でないサイトはわかる。もちろんグーグルが提供しているページランクなども「優秀度」の見極めにとても参考になる。
リンク元ホームページが、どんなキーワードを強調しているかもチェックすべきである。太字や題字タグで表示されている部分は、Yahoo(ヤフー)でもGoogle(グーグル)でもWEBサイトの主要コンテンツとみなす可能性が高く、カテゴリー的に近いのかどうかのチェックポイントになるかもしれない。
どのページから発リンクしてくれるのかも重要である。トップページがベストであるが、有益度の高いサイトならトップページ以下のディレクトリからのリンクでも、問題ない。但し、あまり階層が深いと、検索エンジンのクローラーの訪問度も低いと考えられるため、あまり深くない方が望ましい。
例えばこちらの被リンクサービスでは、トップページとサブページでは料金設定が異なる。やはりトップとトップ以下のディレクトリでは被リンクの効力は異なるのである。
発リンクの数も考慮すべきである。いくら優秀なサイトからリンクしてもらっても、発リンク数が多いと効果はあまり期待できない。検索エンジンサイドに、ただの広告のように認識されてしまう可能性がある。サーチエンジンサイトやリンク集に登録してもあまり上位表示効果が得られないのはそのためだろう。(もちろん有名な検索エンジンであれば「質」パワーによりある程度の効果が期待できる)
SEOは不透明な部分が多く、最近はアルゴリズムの変動も頻繁なので、被リンクの日時記録、内部要因編集の日時記録、順位変動の記録などの地道な作業も重要になる。
いずれにしても、「リンクを張る」という行為は、リンク元のサイトの品格にも関わる重要な行為だ。リンクをもらう場合もリンクを張る場合も、慎重に行うことが要求される。
|