【Amazon tablet】子供向けFireタブレット、Fireキッズモデルとはどんな端末?

Amazonのタブレット端末であるFireシリーズには、主にお子さんが利用することを想定した「キッズモデル」が設定されています。

学校での利用を想定したパソコンやタブレット端末はそれなりの数が世に出ていますが、明確に子供向けを想定して作られた端末はほとんど記憶にありません。このことからもFireタブレットのキッズモデルはとてもユニークな存在であると言えると思います。

今回はFireタブのキッズモデルがどんな製品なのかをじっくり確認してみたいと思います。

キッズモデル=Fireタブ+ジャケット+Amazon Kids+

Fireタブレットのキッズモデルは画面サイズとスペックの違いで計3機種がラインアップされています。画面サイズが小さい方からFire 7 キッズモデル、Fire HD 8 キッズモデル、Fire HD 10 キッズモデルの3つです。

それぞれ名前にも含まれていることから想像出来た方がいらっしゃるかもしれませんが、FireタブのキッズモデルはオリジナルのFireタブレットシリーズをベースにしています。

というよりもタブレット本体部分はオリジナルのFireタブそのもの。つまりそれぞれのコア部分にはFire 7、Fire HD 8、Fire HD 10と全く同じものが使われています。

それぞれのタブレットをキッズモデル化するときに、専用のシリコンジャケットとAmazonの子供向けコンテンツのサブスクリプションサービスである「Amazon Kids+」の1年分の利用権が同梱されるカタチになります。

これに加えて2年間の保証サービス付きなのも大きな特徴と言えるでしょう。

誤って水没させてしまいFireタブレットが故障してしまった場合にも、本体を交換してくれる保証内容になっています。

利用するのはこの手のデジタルガジェットが精密機器であることをしっかりと理解した大人ではなく、子どもさんであることをしっかりと想定している製品です。年齢にもよりますが、子どもさんは大人が予想も出来ない使い方をしたりするものですからね。2年保証は結構大きなフィーチャーになると思います。

さらにAmazon Kids+はAmazonプライムユーザーでも年額5,760円となるサービスですので、Fireタブのキッズモデルの価格設定はかなりお買い得なものになっている、と断言できます。

こちらのサービスに関しては初年度分が本体価格に含まれていますが、2年目以降は通常通りの料金が発生する自動継続サービスになっています。

Fireタブレットキッズモデルは出荷時には子ども向け設定が行われていない状態になっています。

ペアレンタルコントロール機能自体は元々FireOSに備わっていますので、キッズモデルでもそちらを流用する形になります。かなり細かいところまでしっかり設定可能な優れた機能を持つものです。

タブレット本体はFireタブそのもの

前の節でも触れましたがFireタブレットキッズモデルのタブレット本体部分は、共通の名前をもつFireタブの一般向けモデルそのものになっています。

つまりハードウェアスペックなどもそのまま引きつくカタチになります。

Fire 7 キッズモデル

Fire 7 キッズモデルは7型画面を採用したコンパクトで軽量な製品です。

ジャケットを着せた状態でもかなりコンパクトで軽量ですから、子供でも使いやすいボリューム感を実現しているモデルだと思います。

タブレット本体のスペックは解像度1,024 x 600ドットの液晶を採用、CPUは最大動作クロックが1.3GHzの4コア、メインメモリは1GB、内蔵ストレージは16GBとなっています。

今風のタブレット端末としてはかなり控えめなスペックとなっていますが、用意されているコンテンツを楽しむことに専念するなら問題のない性能があるはずです。

重量はオリジナルのFire 7よりもちょっと重い456g。これは衝撃緩和にも効果的なしっかりしたシリコンジャケットがそれなりの質量になっているためです。

Fire HD 8 キッズモデル

Fire HD 8 キッズモデルはFire 7よりも一回り以上大きな画面サイズと高い解像度を持つ8型液晶を採用した機種です。HDの名の通りHD解像度をカバーする1,280 x 800ドットの液晶パネルを採用しています。

CPUにはFire 7より一段高速な最大動作クロック2GHzの4コアCPUを採用しています。メインメモリは2GB。内蔵ストレージは32GBとなります。Fire 7より一回り余裕のあるスペックで、動作のキビキビ感にはCPU性能よりもメインメモリの余裕が効いてくるはずです。

内蔵ストレージの容量にも余裕がありますから、端末にダウンロードして利用するコンテンツが多くなっても対応しやすいスペックです。

また、ベースモデルとなっているFire HD 8自体がFire 7よりも1年新しい分、スペックにも余裕がある感じでしょうか。Fire HD 10に関しては2021年にニューモデルが出ましたので、キッズモデルの方も既に更新がかかけられています。

Fire HD 10 キッズモデル

Fire HD 10 キッズモデルはAmazonのタブレット端末最上位機種であるFier HD 10をベースにしています。2021年にFire HD 10の新世代機が出ましたので2021年春時点で最新スペックを持ち、Fire HD 8などよりもさらに一段余裕のある上位の機能・性能を持つ製品です。

内蔵するCPUは最大動作クロック2GHzの8コア製品で処理性能にかなりの余裕があります。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBとなります。

画面は10.1型で1,920 x 1,200ドットと非常に高い解像度を持っていますので、書籍を見開き状態で2ページ表示させても問題なく読める性能を持っています。

キッズモデルの新型の方は重量がAmazonの製品販売ページに書かれていないようなのですがベースとなるFire HD 10が軽量化していますので、ジャケット込みで778gの旧バージョンよりも少し軽くなっているはずです。

専用ジャケット

AmazonのFireタブキッズモデルの外見上の最大の特徴は、かなり派手な色合いでしっかりした厚みを持つ専用シリコンジャケットをまとっていることにあると思います。

自立させられるスタンドがついていて機能面も考えられていますし、柔軟な素材で衝撃緩和も期待できるかなりしっかりした作りになっています。

その分、重量はそれなりにあるようで、キッズモデルはそれぞれのベースモデルよりも200g程度重たい製品となっています。

タブレットをラフに扱わなければいけない環境で利用するのなら、大人もキッズモデルを入手してペアレンタルコントロールを設定せずに利用するとか、別売りジャケットを単独で購入、手元のFireタブに着せて利用する、なんてことも考えられるかもしれません。

Amazon Kids+とは

Amazon Kids+は従来のFreeTime Unlimitedと呼ばれていたお子さん向けサービスがリブランドされたもので、基本的にはこれまでと同じ内容のコンテンツが利用できます。

小学校に入る前の子から小学校高学年の児童までを想定した学習用コンテンツ、読み物、その他、子供の感性を育てるような各種素材を利用可能な定額制サービスになっています。

今、注目を集めているプログラミング教育にも対応できるコンテンツや、子供向けの動画、ゲームなども利用可能です。

動画コンテンツはAmazon Primeビデオの豊富なライブラリから子供向けにチョイスされた良質なものだけを視聴可能です。

既存のFireタブのキッズモデル化も

Fireタブレットのキッズモデルのベースとなるタブレット部分は通常モデルそのもの、というお話をしました。ですのでFireタブレット通常モデルにオプションを追加してキッズモデル化することも出来ます。

キッズモデルに付属するそれぞれのタブレット専用となるシリコンジャケットは別売りもされていますので、別途購入して対応タブレットに着せることで外観はすぐにキッズモデルにコンバート可能です。

加えてAmazon Kids+を契約して利用可能にすれば、別々に追加購入するカタチでもオリジナルFireタブレットをキッズモデルと完全に同じものにすることが出来ます。

キッズモデルでも利用するペアレンタルコントロール機能は元々FireOS自体に含まれているものですので、オリジナルのFireタブレットでもFireタブレットキッズモデルでも機能面に一切違いはありません。

ちなみにFireタブレットキッズモデルでペアレンタルコントロール機能を利用するには、購入後の初期設定から機能を有効化する手続きを行なわないといけません。購入した直後のそのままの状態では、使い勝手は「キッズモデル化されていない」訳です。

ただし、それぞれを別々に購入すると合計金額はキッズモデルを購入するより高くなります。元々Fireタブレット本体を所有していて、オプションを追加することでキッズモデル化したい場合以外にはこちらの方法を取る意味はあまりないでしょう。

まとめ

Fireタブレットのキッズモデルは貴重な子ども向けタブレット端末です。既存の製品のオプションを上手く組み合わせることで上手にコンバートした製品になっています。

タブレット本体はオリジナルのFireタブを流用し、Amazonならではの良質で膨大なコンテンツ資源を活用することで、リーズナブルな価格で優れたサービス内容を実現していると思います。

元々FireOSのペアレンタルコントロール機能がかなり優秀ですから、使い勝手の方も期待できる製品になっていると言えるでしょう。